がんばれイチロー

知人が、「明日、オークランドへイチローを観に行く。」と言うので、それを聞いた私もイチローの試合を観戦したくなり、早速その夜オンライン・チケットを購入。その翌日の今日、とうとうネットワークアソシエイツ球場へ行ってしまいました。イチローがシスラーの257安打記録を抜く可能性もあり、試合と共に観客の応援も白熱したものになりました。しかし、結果は残念なことに、この日のイチローのヒットは一本。256安打で今日の試合は終了しました。うーん、残念!歴史的瞬間に立会えると思ったのに!地元のオークランド・アスレチックスが3-2で勝ったものの、イチローの記録達成はならず、嬉しいやら残念やらという複雑な心境です。しかし、試合内容は満足のいくもので良いものでした。

 

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試合開始1時間前の様子。ベンチ周辺には日本からの報道陣が大勢スタンバイ。そして私もデジカメとビデオカメラを持参してスタンバイ。

 

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日本から来たファンも多い。

 

今日のベイエリアは午前中曇りで、試合開始後は見事に青空となりました。この天気はベイエリアでは日常で、午前中が曇りなのはいつものことです。内陸部は少し肌寒いですが、秋から冬のベイエリアは暖かく、今日も寒くなく観戦にはちょうど良い天気に恵まれました。

球場に到着し駐車料金の13ドル(高いよ)を支払い車を駐車。パーキングエリアは相変わらず大勢のファンがコンロなどバーベキューセットを持ち込み、テントを立てるなどして仲間とビール片手に肉を喰らう姿があちらこちらで見られました。この球場へ来たのは3度目ですが、このスタイルはいつ見ても変わりませんね。そして、球場の中へ入ると、偶然にも知人と遭遇。その知人はフジテレビの取材陣から呼び止められ、日本からのファンかと尋ねられたそうですが、「いえ、ここに住んでます。」と答えると、「そうですか」と行って立去られたのだとか。だから、「取材が来たら日本から来たことにすると良いよ」とのこと。いや、べつに自分は取材受けたくないです・・・(苦笑。

 

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球場を埋め尽くすファンたち。 こんな風に一塁側から観戦。

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敵地にて打席に立つイチロー。

 

アメリカ国歌が演奏されたのち、いよいよゲーム開始。まず打席に立ったのはイチローでした。

ここから先の試合内容はニュース記事を参考にしてください(笑。

今日の試合はマリナーズにとって敵地オークランドであり、やりづらいものだったでしょう。球場のファンの殆どはアスレチックスのファンですし、私も地元であるアスレチックスを応援しました。しかし、日本人としてイチローも応援しているので、イチローには打って欲しいけどアスレチックスには勝って欲しいという、終始複雑な心境でした。周囲にも多くの日本人ファンが座っていましたが、私はアスレチックスの好プレーに拍手したり大興奮してしまい、他の日本人から嫌な目で見られていたかもしれません。しかし、地元の球場で地元を応援するのは当然ですし、楽しいものです。

さて、結果がどうであれ、イチローの活躍を観られたのは満足でした。守備の方もミスがなく、フライの数個のボールは見事アウトで沈めます。イチローは他のアメリカ人選手と比べて身軽で、瞬発力が素晴らしいと感じました。実際にプレーを観ると、彼がここまで活躍するのも彼の実力であり、当然の結果の様にさえ見えてしまう。残り試合数3で、記録まであとヒット1本。記録更新は確実ですね。

追伸

試合終了後のスタジアム周辺は帰宅ラッシュと重なって大渋滞。普段なら40分で帰宅できるところを、2時間ほど掛けて帰りました。疲れたぁ・・・。

————以下 夕刊フジより転載。

夕刊フジ 2004年10月1日(金)
13時5分

【オークランド(米カリフォルニア州)30日=米沢秀明】マリナーズのイチロー外野手(30)はアスレチックス戦で今季256安打目となる右前タイムリーを放ち、ジョージ・シスラーの持つシーズン最多安打記録257(1920年)にあと1安打と王手をかけた。残り3試合。記録達成は、地元ファンの待つ本拠地シアトルのセーフコフィールドに持ち越すことになった。
 マジック「1」で遠征を終えたイチローは「あと3試合しか残っていないですから、もう、そこ(シアトル)に立つしかないでしょう」と話したが、この日の1安打で、メジャー4年間の通算安打が918本となり、ビル・テリーの持つ4シーズンでのメジャー最多安打記録(1929-32年)に並んだ。
 敵地ネットワークアソシエイツ球場は、日本からの約80人を含む140人の報道陣で試合前から異様な雰囲気に包まれた。イチローが打席に入るたびに、1万9000人の観客の反応はブーイング7割、歓声3割。相手先発は球威のない変化球左腕、レッドマンで、イチローは過去24打数8安打と得意にしていた。
 イチローは0-0で迎えた三回一死一、三塁のチャンスで第2打席に入り、カウント2-2から、第1打席で凡退した背中からゆっくりと真ん中に入ってくる甘いカーブをじっくりと引きつけ、一、二塁間を真っ二つに割った。記録達成のプレッシャーを跳ねのけた先制の右前タイムリーで、シーズン最多安打記録に1本と迫った。
 一気にシーズン最多安打記録を達成したいイチローだったが続く第3打席は空振り三振。五回一死三塁のチャンスだったが、外角低めのスローカーブにバットは空を切った。
 ポストシーズン争いをしているアスレチックスにはイチロー敬遠を選択することもできたが、勝負を指示したモッカ監督は試合後、「ちょっと(記録達成の瞬間を)見てみたい気もしたね。週末には達成するだろうけど。グッド・ラック」と話した。
 惜しかったのは、七回先頭打者で迎えた第4打席。アスレチックスの二番手左腕、リンコンの外角低めのスライダーに泳ぎながらバットをチョコンと出すイチロー独特の曲打ち。打球は左前へフラフラと上がり、場内は一斉に「出たか」と乗り出した。
 しかし、あきらめなかったのがアスレチックスのバーンズ左翼手。猛然と前進し、イチローのこの打球を芝生の寸前ですくい上げた。球場内には大きなため息がもれ、イチローも苦笑いを浮かべた。
 バーンズは「あと1本だというのは知っていた。僕はイチローのファンでプレーを見るのが好きなんだけどね」と歴史をつかみとったことに満足そうな表情だった。
 九回の最終打席もアスレチックスの抑え投手、ドテルの外角高めの速球に空振り三振。延長に入る直前で、九回裏にアスレチックスのクロスビー遊撃手のサヨナラ本塁打が飛び出し、イチローの打席はここで終わり。
 ドテルは試合後、日本の報道陣に囲まれ、「どんな状況でもただベストを尽くすだけだけど、僕は歴史にはなりたくない。歴史は嫌いだ」と笑っていた。
 イチローの記録への挑戦は、1日からの地元シアトルのセーフコフィールドでの対レンジャーズ戦3連戦に持ち越された。残り試合は限られているが、満員の観客に記録達成を祝福してもらえる環境はととのった。
 マリナーズのメルビン監督は「ファンも待っていただろうから、感動的な週末になることだろう。すごい歓声になるだろうね。イチローにとっては早くきめたかっただろうけどね。今の時代は投手が専門化して、打者に苦手投手をぶつける時代。本当にタフな記録だと思う。彼がベースを回り、スタンドに手を振る姿が今から目に浮かぶよ」と話していた。
■米大リーグ年間安打歴代上位
  選手/年/安打
(1)シスラー/1920/257
(2)イチロー/2004/※256
(3)テリー/1930/254
(3)オドゥール/1929/254
(5)シモンズ/1925/253
(6)ホーンズビー/1922/250
(6)クライン/1930/250
(8)カッブ/1911/248
(9)シスラー/1922/246
(10)イチロー/2001/242
(1900年以降。※は30日現在)

————–転載終わり。

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