中国初進出する日系企業って・・・

一週間以上留守にしておりましたが、帰宅してすぐ風邪をひいて寝込んだので、2週間ぐらいネットから遠ざかっていました。

中国の友人が初来日したのであちこち案内し、東京、横浜、大阪、神戸・・・と、歩き疲れました。

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横浜中華街をぶらぶら

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横浜山下公園の氷川丸船上から

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神戸三宮駅前の様子

横浜中華街と神戸中華街は何度も訪れているのですが、短期間に連続して訪れたのは初めてです。中国人曰く、両者を比較すると神戸の中華街の方が小規模ながら楽しめたようです。露店の出し方というか、商売の仕方が神戸の方が本場っぽい雰囲気を感じるようですね。

初めての日本に色々感想を持ったようで、

「ラーメンが美味しい!・・・けど、中国ならこの価格で10杯食べられるよ」

「空気が綺麗!飛行機雲が見える!子供の頃は見たことがあるんだけどね・・・」

「生まれて初めて海を見た!」

・・・等、感動していたようでした。

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お土産に中国のお菓子を色々貰いました。

右下の赤とベージュのパッケージはヒマワリの種です。

中国のレストランでヒマワリの種が載った小皿が出てきて、「なぜハムスターの餌が?」と思ったことがあったですが、向こうではごく一般的なスナックだったりします。中国人は皆器用に種を割って中身を食べるのですが、自分は下手なのでストレスが溜まります。味は悪くありません。ただ、手間をかけたわりには実が小さすぎる!

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「中国のインスタント麺を紹介したい」ということで貰ったのですが、日本製でした。日清やきそばですね。「これ、日本製だよ」と教えたら、持ってきた本人が一番驚いていました。

ところで、最近は日系企業が中国でトラブルに遭い、「チャイナリスク」が問題となっていますね。私見ですが、中国に進出する日系企業、特に中小企業は中国社会に対する認識が甘すぎるので、その認識の甘さがトラブルを増長させているように感じます。問題の発端が中国側にあることが相対的に多いと思いますが、その壁を乗り越えるのが下手な企業が多すぎるのではないかと。

例えば私が知る某企業の場合、こんなことがありました。

  1. 日系企業A社が中国企業B社に商品購入を打診
  2. A社が訪中し、B社の対象商品を確認
  3. A社はサンプル商品を購入し日本国内で分析するが、商品に欠陥を発見
  4. 欠陥改善にはB社の製造体制の見直しが必要であるため、A社はB社に対して膨大なコストを伴う改善を要求
  5. B社は改善要求に対して前向きの姿勢。ただし、この時点でB社は同製品を多数の国々に輸出し既に業績は好調状態
  6. B社はまだサンプルしか購入していないA社に対して不安を覚えるものの、大口契約を期待して概ね受け入れることに
  7. 紆余曲折を経てB社は量産品を初出荷。出荷直前にA社に依頼されたC社が商品を検査。C社は合格と判断
  8. 中国を出航したコンテナが日本へ到着。A社が量産品を確認すると(海外ではありがちな)欠陥が発覚
  9. 当該欠陥についてA社はこれまでノーチェック。安全面に影響しない問題であるため、B社は問題とは認識していない
  10. A社は早急に事態を解決する必要があったが、驚いたことにA社には中国語どころか英語すら話せる社員が皆無
  11. これまでA社は交渉時は臨時通訳を雇い、B社に対して日本語の資料を直接送付し、B社が独自で中国語に翻訳していた
  12. 相次ぐトラブル、言葉の壁、蓄積されるコスト高・・・など影響し、両社が損をする状態で全て白紙合意
  13. A社はB社に対して損害賠償を要求。B社に支払い義務はなく裁判になっても有利だが、中国企業にしては珍しく一部賠償
  14. A社は両社共同で開発した商品を持ってB社に無断でD社にコピー品の製造を依頼。密告により事態を知ったB社が激怒

・・・と、こんなことがありましたが、この手の話しはよく聞くので、個人的には珍しいことではないと思っています。

そんな中国進出する日系企業に私が物申したいのは以下の通りです。

  • 日本で出来て当然のことが中国では出来ない。日本の常識は世界の非常識と思え。
  • 「それぐらい、言わなくてもわかるでしょ?」が通用するのは日本国内だけ。ありえないことが起こるのが外国企業。
  • 中国語ができればベストだが、せめて英語を話せる担当社員を用意しておけ。バイトでも派遣でも正社員でも良いが、外注はするな。
  • 出荷前検査は現地で自前でやれ。中国側で用意された人員を信用するな。背景を知らない第三者に依頼するのはリスキーすぎる。