核問題をセコムが斬る!?

核問題について、ちょっと面白い?記事を見つけたのでご紹介。

新春インタビュー 組織を動かす原動力は「情」
セコム 取締役最高顧問 飯田 亮 氏

2006年はいざなぎ景気を超える好景気の年だった。しかし同時に、北朝鮮の核実験が国際的平和の脆さを浮き彫りにし、日本企業の買収防衛策の甘さも露呈、多くの課題も残した。注目の安倍政権は今後どう対処していくのか。2007年の動向に注目が集まる。飯田亮セコム取締役最高顧問は「教育改革、規制改革を実行、アジア諸国と仲良くすれば、2007年も素晴らしい年になる」と明るい見通しを語った。
○北朝鮮だけではない核の脅威
問:北朝鮮の核実験は各国に衝撃を与えたと思いますが、飯田さんの感想は。
飯田:北朝鮮が核を持つと、東アジアだけでなく東南アジア諸国、それから後進国も持つようになる可能性がある。核拡散防止条約は非常に脆弱なルールになってしまうと思います。もっとも、核拡散防止条約自体おかしい。アメリカ、ロシア、中国、フランス、イギリスの5カ国だけ核を持ち、他の国の保有を禁止することには疑問を感じます。
問:確かに矛盾していますよね。
飯田:そうですね。結局、核保有国が核を捨てることはありません。皆が核を持たないなら持たない、というきれいごとで済めば一番いいのですが、そんな解決はありえないでしょう。困った問題ですね。
問:核の論議の必要性を説くと、猛反対にあい論議さえできない風潮があります。
飯田:論議だけならいいのですが、論議すると核を持つ方向に話が進みそうで怖いです。日本人は1つの思想につっぱしる危険性があって怖い。それを避けるためにも論議自体しない方がいいと思います。とにかく、核は絶対に保有しない方がいい。
問:なぜそう思われますか。
飯田:短いスパンなら抑止力が効くものの、長いスパンで考えた場合、核を持てばいつかは必ず使いたくなるからです。核を持った結果、それを恐れた他の国の核にやられることが考えられます。自分がピストルを持ったら、周囲はそのことを恐れますよね。結果、ピストルを持った周りの人に撃ち殺されてしまう。それと同じ論理です。
核爆弾を作ること自体はさほど難しくないそうですが、私は絶対に持たない方がいいと思います。だから、核を持つ方向で論議がいくことが非常に怖いです。
問:中国が北朝鮮の核保有を本気で阻止し始めているように思います。
田:多くの国が核爆弾を持つと、自国の優位性が崩れ、国益に反する。だから中国は北朝鮮が核を持つことにやっきになって反対するのです。ただ、北朝鮮は戦略上核を使うのは非常に難しいと思います。実際に核を使えば自分の国がやられるのですから。
問:北朝鮮は今後どうなると思いますか。
飯田:民主国家に近いかたちで体制を移行するのが、一番いい解決策だと思います。

”ピストルを持っていたら周りの人間に撃ち殺される”のでは、実際にピストルを所有している私はとうの昔に撃ち殺されているわけですが・・・(笑)。
揚げ足取りはさておき、セキュリティー会社の取締役が、こうした無茶苦茶な認識を持っていることに驚きました。平和ボケが過ぎます。世界の国々が、隣国とお互いに緊張関係を保ちながら平和が成り立っているという現実を知らないのでしょうか? 外から日本を見ていると、核について議論すらできないというのは、世界的な常識からかけ離れていると思えてなりません。私は日本が現状で核を持つことは反対の立場ですが、徹底的に議論と研究をし、いつでも核を持てる用意をしておくべきだと、抑止力の観点から考えてもそう思っています。最悪に備えるのが危機管理の鉄則だと思うのですが、日本の皆さんは、この問題をどうお考えなのでしょう?